「英語で何て言えばいいの?」という悩みをなくそう

「Thank you」は言えるのに、その先が続かない。
英語の会議で発言したいのに、言い回しが浮かばず結局黙ってしまった。
海外向けメールの一文が書けず、翻訳ツールに頼って時間だけが過ぎていく……。
でも、それはあなたの英語力が足りないからではありません。多くの場合、ビジネス英語で頻出の「定型表現(型)」を知らないだけです。型が手元にないと、とっさに言葉が出ないのは当然。逆に言えば、よく使う言い回しをストックしておけば、英語が得意でなくても仕事は回ります。
このページでは、明日からすぐに使える英語フレーズを「会議」「交渉」「メール」などのシーン別にまとめました。目的は“暗記”ではなく、必要な瞬間にスッと出せるようになることです。
※本記事は「体系的に覚えるためのフレーズ集」ではなく、会議・交渉・メールの現場で“そのまま使う”ことに特化した実践用フレーズ集です。
英語が苦手な社会人でも大丈夫。まずは「この場面なら、この一言」を増やしていきましょう。言葉が出るようになると、会議もメールも、気持ちが驚くほどラクになります。
ビジネス英語フレーズが必要な場面とは?

かつては「英語は読み書きができれば十分」と言われていた時代もありました。しかし現在は、オンライン会議の普及や海外取引の増加により、英語で話す・英語で書く場面が急速に増えています。
とくにビジネスの現場では、完璧な英語よりも“場面に合った一言”を迷わず出せるかどうかが重要です。次のような状況に、心当たりはありませんか?
- 週1回の英語オンライン会議で、発言の順番が回ってきた
- 海外の取引先に送るメールを、毎回調べながら書いている
- 価格・納期・条件など、英語での交渉に同席することになった
こうした場面では、難しい表現や高度な文法よりも、よく使われる定型フレーズを知っているかどうかが、そのまま対応力の差になります。
事前に使えるフレーズをストックしておけば、「何て言えばいいんだろう…」と考える時間が減り、内容そのものに集中できるようになります。ビジネス英語フレーズは、語学学習というより仕事の準備の一部なのです。
会議・交渉・メールで使える実践フレーズ
ここからは、実際のビジネスシーンでそのまま口に出せる・そのまま書ける英語フレーズを紹介します。
どれも難しい表現ではありませんが、知っているかどうかで対応スピードと安心感が大きく変わるものばかりです。
まずは「交渉・商談」の場面から見ていきましょう。
ノビオとマツ姐の対話|第1章:その一言が出てこない
ノビオ:「この前、価格の話になったとき、英語で何て切り出せばいいか分からなくてさ…」
マツ姐:「いきなり細かい説明をしようとするからよ。まずは“型”でいいの」
ノビオ:「型?」
マツ姐:「そう。“Is there any flexibility on the price?”みたいな定番表現。これだけで会話はちゃんと始まるわ」
💼 交渉・商談で使える英語フレーズ
- Is there any flexibility on the price?
(価格の調整余地はありますか?) - We’re looking for a win-win solution.
(双方にとって良い解決策を探しています) - Can you meet the delivery deadline?
(納期は守れますか?) - We need to review the terms internally.
(条件を社内で確認する必要があります) - This is our best offer.
(これが当社の最終提案です)
交渉の場では、完璧な説明よりも「話を前に進める一言」が重要です。こうした定型フレーズを持っているだけで、沈黙や焦りを避けることができます。
会議で使えるビジネス英語フレーズ
英語の会議で一番つらいのは、「言いたいことがあるのに、どう切り出せばいいか分からない」瞬間です。
実は、会議で使われる英語表現の多くは限られた定型フレーズで回っています。
まずは、発言を始める・確認する・まとめるといった基本動作を支える表現から押さえていきましょう。
ノビオとマツ姐の対話|第2章:発言のタイミングが怖い
ノビオ:「英語の会議って、発言のタイミングが分からなくて黙っちゃうんだよね…」
マツ姐:「内容より先に、“話し始める型”を持ってないからよ。最初の一言が決まってれば楽になるわ」
ノビオ:「最初の一言?」
マツ姐:「たとえば “May I add something here?” これだけで、ちゃんと順番に入れる」
🗣 会議でよく使う英語フレーズ
- May I add something here?
(ここで一言よろしいでしょうか?) - I agree with that point.
(その点には同意します) - Could you clarify that?
(もう少し詳しく説明してもらえますか?) - Let’s move on to the next topic.
(次の議題に進みましょう) - To sum up, we’ve decided to…
(まとめると、私たちは〜と決定しました)
会議英語で大切なのは、流暢さより役割に合った一言です。発言・同意・確認・まとめ、それぞれに使えるフレーズを用意しておけば、会議での存在感は自然と高まります。
メールで使えるビジネス英語フレーズ
ビジネス英語で、最も出番が多いのがメールです。
会議よりも慎重さが求められ、かつ「失礼がないか」「硬すぎないか」を常に気にしてしまう場面でもあります。
ですが実際のところ、ビジネスメール英語も定型フレーズの組み合わせでほぼ対応できます。
ここでは「書き出し」「要件」「締め」の3つに分けて整理します。
ノビオとマツ姐の対話|第3章:この一文、失礼じゃない?
ノビオ:「英語メールって、送る前に何度も読み返しちゃうんだよね…」
マツ姐:「それは“型”を持ってないからよ。型があれば、迷わず出せる」
ノビオ:「型って、決まり文句?」
マツ姐:「そう。英語メールは創作じゃなくて“部品組み立て”なの」
✉ 書き出しで使える定型フレーズ
- I hope this email finds you well.
(お元気でお過ごしのことと思います) - Thank you for your email.
(ご連絡ありがとうございます) - Following up on our previous discussion,
(先日の件についてですが)
📌 要件を伝えるフレーズ
- I’m writing to inform you that…
(〜についてお知らせします) - Could you please confirm…?
(〜をご確認いただけますか?) - Please find the attached file.
(添付ファイルをご確認ください) - We would appreciate it if you could…
(〜していただけると助かります)
🔚 締めに使えるフレーズ
- Thank you for your time and consideration.
(お時間とご配慮ありがとうございます) - I look forward to your response.
(ご返信をお待ちしております) - Best regards,
(よろしくお願いいたします)
英語メールは「うまく書こう」と考えるほど手が止まります。
大切なのは、正しく・失礼なく・要件が伝わること。
そのために、定型フレーズを自分の道具として持っておきましょう。
交渉・商談で使えるビジネス英語フレーズ
ビジネス英語で多くの人が一番身構えるのが、交渉・商談の場面です。
価格、条件、納期など、少しの言い回しの違いが相手の印象を左右するため、「失礼にならないか」「強すぎないか」と不安になりがちです。
しかし実際の交渉英語では、感情を出さず、柔らかく主張する定型表現が好まれます。
強く言わなくても、正しいフレーズを使えば、立場はきちんと伝わります。
ノビオとマツ姐の対話|第4章:強く言わないと、負ける?
ノビオ:「英語だと、交渉で弱く見られそうで怖いんだよね…」
マツ姐:「逆よ。英語は“穏やかに言うほど強い”の」
ノビオ:「え、はっきり言わなくていいの?」
マツ姐:「はっきり言うのは内容。言い方はクッションを使うのが正解」
💰 価格・条件交渉で使えるフレーズ
- Is there any flexibility on the price?
(価格に調整の余地はありますか?) - We were hoping for a better offer.
(もう少し条件が良くなるとありがたいのですが) - Could you consider a volume discount?
(数量割引をご検討いただけますか?)
📅 納期・スケジュール調整のフレーズ
- Can you meet the delivery deadline?
(納期は守れますか?) - We may need some additional time.
(もう少し時間が必要かもしれません) - Is it possible to move the schedule forward?
(前倒しは可能でしょうか?)
🤝 合意・前向きな姿勢を示すフレーズ
- We’re looking for a win-win solution.
(双方にとって良い解決策を探しています) - We’d like to move forward with this deal.
(この条件で進めたいと考えています) - Let’s find common ground.
(妥協点を見つけましょう)
交渉英語で大切なのは、「勝つこと」ではなく関係を壊さずに主張することです。
強い言葉を使わなくても、定型フレーズを使えば、大人のビジネス英語として十分に通用します。
覚えただけで終わらせない|フレーズを“使える英語”に変えるコツ
ビジネス英語フレーズを集めて満足してしまう人は、実は少なくありません。
「見たことがある」「意味は分かる」──それでも、いざという場面で口から出てこない。
これは英語力が足りないのではなく、使う練習が不足しているだけです。
英語は知識ではなく反射。
考えてから話すうちは、実戦では間に合いません。
この章では、フレーズを記憶から実践へ変える方法を整理します。
ノビオとマツ姐の対話|第5章:覚えたはずなのに出てこない
ノビオ:「フレーズは見たことあるのに、口が動かないんだよね…」
マツ姐:「それは“頭”には入ってるけど、“口”に落ちてないのよ」
ノビオ:「口に落ちるって?」
マツ姐:「考えなくても、反射で出る状態。それが実務で使える英語」
🔁 コツ①:声に出す(音読・シャドーイング)
まず最優先なのは、声に出すことです。
目で読むだけでは、脳は「理解したつもり」になって終わります。
- 英文を見ながら音読する
- 音声があれば真似して発声する(シャドーイング)
- 意味を考えすぎず、リズムで口に出す
1フレーズ10回も読めば、口が自然に動くようになります。
これは才能ではなく、単なる回数の問題です。
🔄 コツ②:自分の仕事に当てはめる
次に重要なのが、フレーズを自分の業務文脈に置き換えることです。
- 会議 → 実際のプロジェクト名を入れる
- メール → 自分がよく送る内容に置き換える
- 交渉 → 自社の立場で言い直してみる
たとえば、
Could you confirm…?
→ Could you confirm the delivery date?
→ Could you confirm the meeting schedule?
と変形することで、フレーズは「自分の言葉」になります。
🧠 コツ③:「完璧」を捨てる
多くの日本人が英語を使えなくなる最大の原因は、完璧を求めすぎることです。
しかしビジネス英語では、文法の細かさよりも伝わるかどうかが優先されます。
多少シンプルでも、定型フレーズを使っていれば、
「慣れている」「仕事がしやすい人」という印象を持たれやすくなります。
まずは使う。
修正は、そのあとで十分です。
▶ フレーズを体系的に整理したい方へ
この記事では「今すぐ使える」ビジネス英語フレーズに絞って紹介しましたが、
会議・メール・交渉をより網羅的に確認したい場合は、下記の保存版まとめもおすすめです。
👉 絶対に覚えておきたい!ビジネス英語フレーズ100選【初心者から上級者まで】
「どの場面で、どんな言い回しがあるのか」を一覧で確認できるため、
辞書代わり・ブックマーク用として活用できます。
まとめ:ビジネス英語フレーズは「覚えるもの」ではなく「使う道具」
ビジネス英語において本当に必要なのは、難しい表現や高度な文法ではありません。
大切なのは、必要な場面で、必要な一言が自然に出てくることです。
本記事で紹介したビジネス英語フレーズ50選は、すべて実務の現場で繰り返し使われている定型表現です。
会議・メール・交渉という主要シーンを押さえておけば、英語での仕事は一気にラクになります。
重要なのは、フレーズを「覚えたかどうか」ではなく、
実際に使ったかどうか。
最初はぎこちなくても構いません。
完璧でなくても、シンプルな定型表現を口に出すことで、
英語は少しずつ知識から実践へと変わっていきます。
まずは今日、気になったフレーズを3つだけ選び、
声に出して、自分の仕事に当てはめてみてください。
それだけで、次の会議やメールでの心理的ハードルは確実に下がります。
繰り返しになりますが、
英語ができる人は「才能がある人」ではなく、「使い続けた人」です。
このページが、あなたのビジネス英語を
「勉強している状態」から
仕事で使える状態へ進める一歩になれば幸いです。

