「英語で何て言えばいいの?」という悩みをなくそう

「Thank you」は言えるけど…その先の言葉が出てこない。
そんな経験、ありませんか?
英語の会議で発言したいのに、言い回しが浮かばず結局黙ってしまった。メールの一文を英語でどう書けばいいか分からず、Google翻訳に頼ってしまった…。
それは、あなたの英語力が足りないからではありません。ビジネス英語でよく使われる“定型表現”を、ただ知らないだけかもしれないのです。
このコラムでは、明日からすぐに使える英語フレーズを、「会議」「交渉」「メール」などのシーン別に紹介します。
目的は、“覚えること”ではなく“使えるようになること”。
英語が苦手な社会人でも、安心して「伝えられる言葉」を手に入れてください。
ビジネス英語フレーズが必要な場面とは?

昔は「英語は読み書きだけできれば十分」と言われていた時代もありました。
しかし今、グローバル化やオンライン会議の普及により、英語で話す・書く機会が急増しています。
次のような場面、あなたにも心当たりはありませんか?
- 週1の英語会議で、発言の順番が回ってきた
- 海外のクライアントに送るメール文が必要になった
- 英語での価格交渉や納期調整の場に同席することに
こうした「とっさの瞬間」に備えて、あらかじめ使える英語フレーズをストックしておくことは、まさに“仕事の備え”です。
ノビオとマツ姐の対話|第1章:その一言が出てこない
ノビオ:「この前、英語で“よろしくお願いします”って言いたかったんだけど、ぜんっぜん出てこなくてさ…」
マツ姐:「あるあるね。“I appreciate your support.”って一言で済むのに、それが出てこないのよね」
ノビオ:「え、それでいいの?もっと長くて丁寧な言い方かと思ってた!」
マツ姐:「必要なのは長さじゃなくて、“通じる定番表現”よ。覚えておけば、気持ちもラクになるわ」
💼【交渉・商談フレーズ】
Is there any flexibility on the price?
(価格交渉の余地はありますか?)
We’re looking for a win-win solution.
(双方にメリットのある解決策を求めています)
Can you meet the delivery deadline?
(納期は守れますか?)
We need to review the terms.
(条件を再確認したいです)
This is our best offer.
(これが当社の最終提案です)
Could you give us a volume discount?
(数量割引は可能ですか?)
Let’s find common ground.
(妥協点を見つけましょう)
We’d like to move forward with the deal.
(契約を進めたいと考えています)
We’ll need some internal discussion.
(社内で検討の時間が必要です)
Please consider our proposal.
(当社の提案をご検討ください)
🤝【日常会話・印象づけフレーズ】
Nice to meet you.
(はじめまして)
How was your weekend?
(週末はいかがでしたか?)
I really appreciate it.
(本当にありがとうございます)
It’s been a pleasure working with you.
(ご一緒できて光栄です)
Have a great day.
(良い一日を)
I’ll keep you posted.
(進捗をお知らせします)
Thanks for checking in.
(ご確認ありがとうございます)
Let’s catch up soon.
(またお話しましょう)
Safe travels!
(お気をつけて)
Good luck with your project!
(プロジェクトの成功を祈っています)
覚えただけではダメ?フレーズを“使える英語”に変えるコツ

50の英語フレーズを覚えても、実際の場面で口から出てこない…。
それはあなたの記憶力のせいではなく、「使う練習」が足りていないからかもしれません。
語学はインプットよりアウトプット。ビジネス英語においても、「聞いたことがある」だけでは役に立ちません。
「必要な場面でスッと出てくる」状態にするには、反復練習が欠かせません。
🔁繰り返し・口に出す・実際に使う
- シャドーイング:聞こえた英語をそのまま真似して発声。リズムとイントネーションが身に付きます。
- パターンプラクティス:「フレーズ+単語」を入れ替えて何パターンも作って声に出す。
- ロールプレイ:実際の業務シーンを想定し、会話の中で自然に言えるように練習。
たとえば、「Could you confirm…?」を練習するなら、
→「Could you confirm the delivery date?」
→「Could you confirm your availability?」
と、状況を変えて繰り返すことが大切です。
🧠英語フレーズを“記憶”ではなく“反射”にする
記憶に頼ると、「なんだっけ…」と考える時間が生まれ、会話が止まります。
でも、口に馴染ませておけば、反射的に言葉が出るようになります。
これは英語力というより、“英語筋”の問題。トレーニングすれば必ず鍛えられます。
ノビオとマツ姐の対話|第3章:覚えたのに出てこない
ノビオ:「せっかく覚えたフレーズ、いざという時に全然出てこないんだよね…」
マツ姐:「それ、“記憶してる”けど“身体に染みてない”ってやつね」
ノビオ:「なるほど…!暗記だけじゃ足りないんだ」
マツ姐:「1日3フレーズ、声に出して練習するだけで変わってくるわよ」
今日から始める!英語フレーズ定着の練習法とおすすめツール

覚えた英語フレーズを“使える状態”にするには、日々のトレーニングが欠かせません。
でも、忙しい社会人が時間をかけて毎日勉強するのは、なかなか現実的ではありませんよね。
そこで今回は、すぐに始められて、効果も出やすい英語学習ルーティンを紹介します。
⏱ 1日3フレーズ × 7日間トレーニング
方法はとてもシンプル。
1日3つの英語フレーズを選び、声に出して練習するだけ。
それを1週間続ければ、21の表現が“使える英語”として定着します。
- ① 朝の準備中や通勤中に音読(3分)
- ② 昼休みに1度だけ繰り返す(1分)
- ③ 夜、アプリや録音で発音チェック(3分)
時間にすると1日たったの7分。それでも、1ヶ月で100表現が身につきます。
📱おすすめツール:継続を助けてくれる相棒
継続のためには、「習慣化しやすい環境づくり」がカギです。以下は、筆者も活用しているおすすめサービスです。
- Bizmates(ビズメイツ):ビジネス英語に特化したオンライン英会話。マンツーマンで“実際に使う練習”ができる。
- スタディサプリENGLISH:通勤中にも使えるアプリ。動画+音声でフレーズの理解と発音練習が効率的にできる。
両方を併用すれば、「覚える+使う」のサイクルが自然に回るようになります。
特にBizmatesは、「ビジネス英語の現場感」をそのまま学べるため、実務直結の英語力が身につくと評判です。
ノビオとマツ姐の対話|第4章:始めてみたら、変わった
ノビオ:「最近、スタディサプリで“1日3フレーズ”やってるんだ。通勤中に聞くだけでも、だいぶ慣れてきたかも」
マツ姐:「それ、いい習慣ね。そこにBizmatesで話す練習を足せば、実践力もつくわよ」
ノビオ:「次の打ち合わせ、英語で自己紹介やってみようかな…!」
マツ姐:「その一歩が、英語力アップの扉よ。応援してるわ」
まとめ:覚えるだけじゃない、「使える英語フレーズ」で世界が広がる

ビジネスの現場で英語を使うとき、頼れるのは辞書ではなく「瞬間的に口から出る言葉」です。
今回ご紹介した英語フレーズは、すべて明日から“そのまま使える表現”ばかり。
でも、それを“使える自分”にするには、毎日の練習とほんの少しの勇気が必要です。
焦る必要はありません。まずは1日3フレーズ。
声に出して、録音して、自分の言葉として落とし込んでみてください。
少しずつ、でも確実に、あなたの英語力は変わっていきます。
繰り返しになりますが、英語ができる人は「天才」ではなく「訓練された人」。
だからこそ、あなたにもできます。
🔗関連リンクで学びを深める
英語フレーズを覚えて終わりにせず、“使ってみる”勇気を。
それができれば、メールも会議も、あなたの自信に変わります。
そしてもしつまずいたら、こう問いかけてみてください。
「このフレーズ、どんな場面で使うだろう?」
そう考えることで、学びが一気に実戦へと変わります。
