「We want net 15.」──直訳の条件提示が、信頼関係を壊していませんか?
結論:条件提示は「要求」ではなく「提案」として伝えるのが英語交渉の鉄則です。本記事では、納期・支払い・契約条件を英語で提示し、合意まで導く15フレーズを解説します。
価格だけが交渉ではありません。納期、支払い条件、保証、独占契約──こうした「条件」をどう英語で提示するかで、交渉の結果は大きく変わります。私自身、海外メーカーとの契約更新で「We want net 15」と言い切ってしまい、相手に「一方的だ」という印象を与えてしまった経験があります。あの時学んだのは、「We’d like to propose…」と切り出すだけで、同じ内容でも協力的に聞こえるということでした。
📋 条件を提示する|こちらの条件を丁寧に伝える3フレーズ
結論:「We want」ではなく「We’d like to propose」で切り出せば、同じ条件でも協力的に響きます。
ネイティブ発音|リスニング練習対応
❌ We want net 15 payment terms.(一方的な要求に聞こえる)
✅ We’d like to propose the following terms.
以下の条件を提案させていただきたいと思います。(条件提示の万能オープニング)
✅ Our standard payment terms are net 30.
弊社の標準支払い条件は30日払いです。(「standard」を使うことで交渉余地を残す)
✅ We can deliver within six weeks of the order date.
注文日から6週間以内に納品可能です。(具体的な数字で信頼性を出す)
🔄 柔軟性を示す|歩み寄る姿勢で信頼を得る3フレーズ
結論:条件を提示した直後に「柔軟に対応できる」と伝えると、相手は代替案を出しやすくなります。
✅ We have some flexibility on the delivery timeline.
納期については多少柔軟に対応できます。(”some flexibility”で全面譲歩ではないことを示す)
✅ If you can commit to a larger volume, we can adjust the unit price.
より大きなロットをお約束いただければ、単価の調整が可能です。(条件付き譲歩の基本形)
✅ We’re open to discussing alternative arrangements.
代替案についても話し合う用意があります。(交渉の行き詰まりを打開する万能フレーズ)
⚖️ 条件を交渉する|こちらの要望を通す3フレーズ
結論:保証延長や独占契約など、相手に求める条件は「Would you consider…?」の疑問形で切り出すと受け入れられやすくなります。
✅ Would you consider extending the warranty to two years?
保証期間を2年に延長していただけませんか?(”Would you consider”で柔らかく要求)
✅ Can we include a performance clause in the contract?
契約にパフォーマンス条項を含めることはできますか?(成果保証を求める実務フレーズ)
✅ We’d need an exclusivity agreement for this region.
この地域での独占契約が必要です。(⚠️ 強めの要求。優先順位を上げて使う場面を選ぶ)
✅ 合意に向けて|交渉を確定させる6フレーズ
結論:合意の兆しが見えたら「要約→法務確認→次のステップ」の順で確定に持ち込みましょう。
✅ I think we’re close to an agreement.
合意に近づいていると思います。(クロージングの合図)
✅ Let’s summarize what we’ve agreed on so far.
これまでの合意内容を整理しましょう。(認識のズレを防ぐ必須フレーズ)
✅ We’ll have our legal team review the contract.
法務チームに契約書を確認させます。(法務レビューは国際取引の標準プロセス)
✅ Can we schedule a follow-up to finalize the details?
詳細を詰めるためのフォローアップを設定できますか?
✅ Subject to board approval, we can proceed.
取締役会の承認を条件に、進めることが可能です。(日本企業の意思決定プロセスを正しく伝える)
✅ I’m confident we can find a mutually beneficial solution.
双方にとって有益な解決策が見つかると確信しています。(前向きな締めくくり)
📌 まとめ:条件提示は「要求」ではなく「提案」で伝える
条件交渉の3ステップ
❶ 提示:「We’d like to propose…」で協力的に切り出す
❷ 柔軟性:「We have some flexibility…」で歩み寄る姿勢を見せる
❸ 合意:「Let’s summarize…」で内容を確定させる
交渉3部作の完結編です。基本の型+価格交渉+条件提示の3セットで、英語のビジネス交渉をカバーできます。
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❓ よくある質問(FAQ)
Q. 英語の契約交渉で最も注意すべきことは何ですか?
A. 口頭の合意を必ず書面化することです。「Let’s put this in writing」で合意内容を文書に残し、後日のトラブルを防いでください。
Q. 「net 30」「net 60」とは何ですか?
A. 請求書発行日から30日以内・60日以内に支払うという意味の支払い条件です。国際取引では標準的な用語なので覚えておくと便利です。
Q. 「Subject to board approval」は弱く見えませんか?
A. まったく問題ありません。英語圏でも大きな契約は取締役会の承認が必要なのは当然です。むしろ組織的な意思決定プロセスがあることを示すので信頼感が増します。
Q. 条件交渉と価格交渉はどちらを先にやるべきですか?
A. 一般的には価格を先に合意してから、納期や支払い条件などの詳細条件を詰めます。ただし価格が折り合わない場合は、条件(納期短縮・保証延長など)を先に交渉材料にする戦略もあります。
Q. 交渉3部作を効率よく学ぶ方法は?
A. 基本編→価格交渉→条件提示の順に各15フレーズを音声で練習し、AI英会話で交渉シナリオのロールプレイを行うのが最も効果的です。
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